2019年06月18日
残雪の白馬三山と温泉三昧登山
2019年05月25日~26日 終始快晴
目まぐるしく寒波と暖気が入れ替わる晩春の
5月末に残雪の白馬鑓ヶ岳に登ってきました。
今回はお目当ては白馬鑓ヶ岳のピークではなく白馬鑓温泉
二日間ともお天気に恵まれ残雪の山々を眺めながら
のんびり景色と温泉を堪能してきました。
目まぐるしく寒波と暖気が入れ替わる晩春の
5月末に残雪の白馬鑓ヶ岳に登ってきました。
今回はお目当ては白馬鑓ヶ岳のピークではなく白馬鑓温泉
二日間ともお天気に恵まれ残雪の山々を眺めながら
のんびり景色と温泉を堪能してきました。
前日夜に大阪を出発し、夜通し走って白馬方面へ
大阪からだと白馬はやっぱり遠いです。
安曇野ICから下道が長いんですよねぇ(^-^;
残雪の後立山連峰
田植え直後の田圃のリフレクションが映えますね
上の方は冠雪、下界は新緑に覆われていて
この時期(5月くらい?)の白馬が一番好きかもしれません。
明け方に猿倉の駐車場に到着
ちょうどこの日は白馬の開山祭だったので
猿倉には人がたくさん集まってましたが、、
白馬鑓ヶ岳方面に向かう人はさすがにまばらでした。
猿倉荘はまだ開いていなかったですが、猿倉荘前のトイレは
普通に使えました。
白馬岳方面と白馬鑓ヶ岳方面の分岐
新緑がとても綺麗です。
最初の頃は雪も無かったですが、
小日向山に向かうにつれ残雪が目立つように
トレースはたくさんありましたが、腐れ雪なので
不鮮明でかえって惑わされました。
雪渓をトラバースして小日向のコルへと向かいます。
お天気に恵まれ過ぎて雪の照り返しが
キツかったですが、ときおり雪渓を吹き下ろしてくる
ひんやりした風が心地よかったです。
雪渓を見るとデブリがあちこちに転がっていました。
ここの斜面を登ると小日向のコル
夏ルートを無視して直登すると結構しんどいです。
小日向のコルから白馬三山の眺め
白銀をまとったたおやかな稜線と青空、それに新緑とのコントラストが素晴らしい
この時期ならではの景色です。
小日向のコルから見た白馬鑓ヶ岳
白馬鑓温泉はこの景色のどこかにあるはず
ここらへんかな?
写真中央の地面が露出している部分が白馬鑓温泉小屋のテン場のはず
本来冬期ルートを進むべきでしたがルートファインディングを誤り、
往路は夏ルートを進んでしまった為、急斜面のトラバースが多く
かなり緊張して疲れました。
雪渓を登り返せばようやくテン場
溢れ出た源泉が大量に流れ出ています。
苔がヌメッて非常に滑りやすいのでいつも以上に
足元に注意を払いながら歩きました。
まだまだ雪があり小屋も建っていない状況なので
テントの数も少ないだろうと思ってましたが、
想像していた以上の人とテントが
条件の良い場所はほとんど埋まっていたのですが、
先着していた親切な別パーティーの方に空いている場所を
教えて頂き、夏期は鑓温泉小屋が建てられているはずの
土台部分になんとか張ることができました。
登りの疲れもあり、設営後はしばしまったりした後、念願の温泉へ
数日前に白馬界隈のアウトドアSHOPや
ツアーガイドさんたちがハイクアップして
清掃されたとのことで凄く綺麗な状態でした。
おかげで快適に温泉を堪能することができました。
ほんと有難いことです。
こんなに標高高いのに源泉かけ流しな程
湯量豊富なのも素晴らしい
溢れまくってますね
設営場所から見た温泉
確かにかなり熱めではありましたが、思っていたほどではなく
文句のつけようの無い温泉でした。
夜の雪渓
ほわっと白く淡く光って幻想的な感じ
BCのトレースが浮き上がって見えます。
この週末は寒波の後の夏日でかなり熱かったので
標高2300mとはいえ、夜もそれほど冷え込みはせず
寒さに震えることなく満天の星を鑑賞することができました。
そして早朝
マジックアワー
紺色から青、そして少しずつ空に赤みが挿してきます。
白馬鑓温泉から見るご来光
しんどい思いして登ってきて良かったと思える瞬間です。
朝風呂に入った後は、少し遅めの朝食をとり、山々を眺めながらしばしまったり
最近ピークを目指さない登山にハマってますがやっぱりアリですね
8時過ぎ。かなり名残惜しいですが、テン場をあとにします。
二日目もBCで登る人をたくさん見かけました。
こう見るとまるでゲレンデのよう
帰りは往路で苦労した夏期ルートではなく、雪渓を一旦下って
小日向のコルへと登り返す冬期ルートで下山
12時過ぎに猿倉荘に到着
この直前に立派な撮影機材を担いだ方とすれ違い
少し白馬鑓温泉のことにお話ししたのですが、、
これが後に思いがけない出会いだったことが発覚
ご縁ってあるもんなんですねぇ。。
それはさておき、
帰りは源泉かけ流しで白馬鑓温泉と同じくかなり熱めのお湯の
おびなたの湯で汗を流しました。
料金は入浴料:大人600円(小人300円)でリーズナブル
ちゃんと洗い場やボディーソープ、シャンプーもありました。
さて大阪に帰ろうかとカーナビを設定しようとすると、すぐ近くに
山岳写真で著名な菊池哲男山岳フォトギャラリーがあることに
気づき、立ち寄ってみることに
なんともモダンでお洒落な建物
中に入ってまず目に入ったのが菊池哲男さんのポートレート
あれっ?どこかで目にしたお顔だなぁ?と思っていたら
なんと先ほど猿倉荘手前でお会いした方でした。
念のため、スタッフさんに確認したら、ちょうど白馬に来られていて
近所を撮影しに行くと言って出かけられたとのこと
やっぱりそうだったんだ!
恥ずかしながら山雑誌で撮影された写真は拝見したことがあったのですが
お顔は存じ上げてなかったので驚きました。
ここに立ち寄ったのは本当に偶然なんですけどね
不思議な縁に驚きつつも、こんなことならもっとお話ししておけば良かったと
思いながら帰路に着いた、そんな山行でした。
追伸:
帰りに立ち寄ったNORTHFACE白馬店、木を基調にした
本当にお洒落で綺麗なお店でした。